2025/10/09
某案件にて屋外に設置する”切り株”製作のご依頼をいただきました。 ネットに出回っている商品はほとんどが”杉の木”の本物。 ズッシリと重みがはありますが、屋外設置となると雨に濡れて”腐る”という 欠点がつきまといます。 となると、オリジナルで製作するしかありません。 探し回った結果、100%再生プラスチックで製造された”切り株風”のベンチが 見つかりました。 左側写真がその商品ですが、このままではただの丸太もどき。 完全なる”切り株"とするため二次加工を施さなければなりません。
購入した”切り株風”の素材にオイルペンキを塗装して仕上げました。 塗装といっても刷毛やガンスプレーといった道具を使わずに、ただひたすらに ウェスやスポンジを利用し、擦る叩くを繰り返し雰囲気を確認しながらの作業です。 ”切り株”の写真を手にし見つめては擦り、見直しては叩きの連続作業。 1本完成すれば残りは手慣れたものですが、ダメ出しを喰らいながらの作業に スタッフは辟易したかもしれません。 しかし納品時にはクライアント様から絶賛のご評価! やり切ったスタッフ、お疲れでした。 この繰り返しの作業でスキルが1段アップしたようです。
2025/09/09
舞台上に設置された美術セット。 展示会やイベント会場装飾とは違い、独特な雰囲気が漂う空間装飾です。 この分野で使う用語も独特で、舞台中央から左側が”下手”右側が”上手”と 区別されます。 舞台中央に設置された座敷や後方に建て込まれた変形パネルや構造物は ”大道具”に括られます。 対して小物類に括られる絵画や花瓶などは”小道具”です。 食べ物は”消え物”…などなど、この業界の歴史を感じさせます。
こちらの専門用語はTV業界も同様ですが、中にはこんな恐ろしい用語もございます。 それは”殺す”です。状況によっては”殺せ”と指示するシーンも… 用語の意味としては「舞台上の照明や音響、大道具などが倒れたり落ちたりしないように ロープやテープ、釘・ビスなどでしっかりと固定する」ことを言います。 『その小道具、ちゃんと殺しておけよ〜」…素人の方が耳にしたら、耳を疑いますね。
2025/07/28
こちらの展示は”スペーサー”という資材を利用した方法です。 壁面から浮いた位置に設置できるので見た目もたいへんお洒落な人気資材です。 仕様は透明アクリル2枚で掲示物をサンドし、この”スペーサー”で固定です。 ベースとなる透明アクリルを半透明のカラー板を利用すれば、高級感が生まれ グレードアップできます。 難点なのは掲示物を交換する際は2枚のアクリルを外さなければならない事。 大型サイズともなると作業には2名が必要で、交換作業も素人さんには難しい 作業かもしれません。
そんな”スペーサー”に進化版が生まれました。 これまで掲示物を交換する際は2枚のアクリル板の取り外しが絶対でしたが こちらは表面カバーのアクリルを外すだけです。 ”スペーサー”の中間に特殊構造が用いられているのでベースアクリルは 残ったままとなります。 この仕様であれば素人さんでも簡単に交換可能です。 少々、割高感はありますが便利さを優先すればお薦めです。
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